投稿時間
「何時に投稿すべきか」に、データはどこまで答えるか
結論から言うと、いま集まっている件数では答えられません。時間帯ごとに数字は出ますが、その差は偶然の揺らぎと区別できませんでした。なぜそう言えるかを先に示します。
いまの件数では、時間帯による差を偶然と区別できません
時間帯のラベルを24群にランダムに割り当て直して、同じ「最大÷最小」を 1,000回計算しました。まったく差がない場合でも、 その比の中央値は 4.2倍、 20回に1回は 7.5倍 まで開きます。
- 実際の差
- 5.1倍
- 偶然の中央値
- 4.2倍
- p値
- 0.290
- 1群の最小件数
- 21
下のグラフには順位が付きますが、その順位に意味はありません。 同じ集計を来週やり直せば、まったく違う時間帯が1位になります。 件数が増えれば判定は変わります。
時間帯別のインプレッション中央値(JST)
曜日はまとめています。12件未満の時間帯は数値を出していません(24時間中 24 時間ぶんのデータがあります)。
- 0時台243
- 1時台65
- 2時台88
- 3時台74
- 4時台113
- 5時台124
- 6時台138
- 7時台87
- 8時台93
- 9時台192
- 10時台168
- 11時台120
- 12時台314
- 13時台119
- 14時台189
- 15時台196
- 16時台259
- 17時台263
- 18時台299
- 19時台329
- 20時台179
- 21時台121
- 22時台151
- 23時台94
曜日×時間帯のヒートマップは、168マスそれぞれに 12 件以上が必要です。 現在の埋まり具合は 11% なので、 灰色のマスばかりになって誤解を招くため表示していません。 収集が進めば自動的にヒートマップに切り替わります。
曜日別
曜日ごとのインプレッション中央値。
- 月曜108
- 火曜251
- 水曜89
- 木曜153
- 金曜142
- 土曜82
- 日曜90
集計に入っているのは 7 曜日ぶんです。データが1件も無い曜日は棒を出していません(0という値ではなく、測っていないという意味です)。
差の大きさをどう受け取るか
この期間で最も中央値が高かった時間帯は19時台(329/25件)、 最も低かったのは1時台(65/27件)で、その比はおよそ5.1倍でした。
ただし前述のとおり、この順位に意味はありません。 時間帯を無作為に割り当てても、同じくらいの差(中央値 4.2倍)は普通に出ます。 「19時台が最も伸びる」と読まないでください。 1区分あたり21件では、順位は集計のたびに入れ替わります。
一方、同じ時間帯の中での投稿ごとのばらつきは、この時間帯間の差よりもはるかに大きくなります。 つまり「何時に出すか」より「何を出すか」のほうが、桁違いに効いているということです。時間の最適化は、内容が十分に良くなった後に効いてくる最後の数%だと考えるのが妥当です。
このデータで言えないこと
- 因果は分かりません。夜に投稿した人が伸びたのか、伸びる投稿を持っている人が夜に投稿する傾向があるのかを、 観測データだけでは区別できません。確かめたいなら、同じ内容を時間だけ変えて出すA/Bを自分で回す必要があります。
- 投稿数の偏りが混ざっています。人が多く投稿する時間帯ほどサンプルが厚く、少ない時間帯は中央値が不安定です。
- フォロワーの活動時間は人によって違います。全体の傾向より、自分のアカウントの実データのほうが常に優先されます。
集計の定義とサンプルの作り方は調べ方に記載しています。